鉄骨工事に使うハイテンションボルトとは

鉄骨を組み立てていくにはボルトでしっかり繋いていきます。

その際に必要になるのがハイテンションボルト(TCボルト)です。

鉄骨工事では通常このハイテンションボルトが使われます。

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ハイテンションボルトとは

ハイテンションボルトはHigh Strength TC Bolts(TCボルト、S10T)といいます。(画像左)

ハイテンションボルトの中でもボルトの頭の部分が六角形になっている六角ハイテンもあります。

High Strength Hexagon Bolts(六角ハイテン)です。(画像右)

TCボルトは基本的にS10Tと表記されます。

六角ハイテンはF10Tと表記されます。

ハイテンションボルトを使う部分

建築鉄骨工事においてハイテンションボルトは梁のジョイント部分に多く使われます。

ハイテンションボルトにはピンテールと呼ばれるボルトの先に突起部分があります。

しっかりした締め付けを行うことでトルク値(締め付け強度のようなもの)がしっかり確保できるとピンテールが外れる仕組みになっているのです。

ボルトを締め付けを行う際の施工手順

  1. まずは建方時にボルトを差し込んで通常の鉄骨の骨組みを建てていきます。
  2. 建方の倒れなどを調整してシャーレンチで一時締めというボルトの締め込みを行います。
  3. 次にボルトのねじ部分とナット部分にマーキングを行います。
  4. その後二次締めを行いしっかりしたトルク値を出して締め込みが行われます。その際にピンテールが外れマーキング部分もズレていれば目視で締め込みが行われているのが確認できるのです。

ドブメッキのハイテンションボルトは六角ハイテン

鉄骨をドブメッキして施工してく構造物ももちろんあります。

その場合にのボルトもも理論ドブメッキを使用しないといけません。

しかしドブメッキのピンテールが付いているボルトは存在しません。

そんな場合にはドブメッキの六角ハイテンションボルトを使用します

六角ドブハイテンションボルトはF8Tという表記であらわされます。

メッキの庇部分だったり、鉄骨がむき出しになる部分なんかには見た目や錆が来ないようにするためにもドブメッキにするこが多々あります。

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この記事を書いた人

鉄鋼商社に勤務する営業マン。
鉄骨工事などを請け負い鋼材を扱って16年目。
鋼材を扱うと専門用語が多すぎて何をいっているかがわからなかった新人時代があり、そんな素人でもわかりやすいように解説します。
誰でもわかりやすく鉄骨工事のことをサクッと調べられるようなブログを運営していきます。

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