工場などで重量物を移動させなければいけない業者の場合には必ず内部にクレーンを設置する必要があります。
クレーンを設置するためにはクレーンを走行するための道が必要です。
今回は鉄骨工事の範囲内のクレーンガーターを解説していきます。
クレーンガーターとは
柱の途中から仕口と呼ばれるH形鋼を出してその上にH形鋼を通します。
鉄骨工事はこのクレーンガーターの高さなどが確定しないと鉄工所での工場加工が始められません。
クレーンガーターの位置をクレーン業者が決めます。
クレーンガーターは様々な形がありますが、工場に設置するクレーンガーターであればH形鋼がメインになります。
クレーンガターは荷重に耐えないといけないので工場などでは比較的大きなサイズのH形鋼を使うことが多いです。
鉄骨工事の範囲はクレーンガーターまで
クレーン本体はクレーンを作る業者が制作します。
本体鉄骨工事を行う業者とクレーン本体を制作する業者は別の鉄工所になります。
鉄骨工事ではクレーンガーターはあくまでもクレーンを受ける梁部分になります。
このクレーンガーターという言葉は業者によっては橋になっている移動する部分を指す人もいますがこれはあくまでも鉄骨工事での話なので鉄骨工事での範囲内でクレーンガーターという言葉になった場合には梁部分だと理解しておきましょう。
重量物を扱う工場などには必ず天井クレーンが付いておりこのクレーンガーターが必要になります。
鉄骨工事を請負う段階では必ず打ち合わせが必要な箇所になるので必ず覚えておきましょう。