鉄骨工事で確認しておこう仮設電源位置

鉄骨工事は建築工事全体の最初の方になる為、様々な問題が生じます。

今回は打ち合わせなどではあまり気にしたことのない仮設電源について経験談も交えて解説していきます。

目次

仮設電源とは

工事を行う上で仮設電源は必ず必要になります。

工具を使用する場合には電工ドラムなどの電源を引っぱってきて使用するのが普通なので問題が無いと思われますが現場が広い場合には仮設電源がとても遠く設置してある場合があります。

現場というのは広い方が鉄骨のトラックが入りやすく、待機場所なども確保でますし、重機の往来などの手間もあまりかからない為とてもいいように感じられます。

しかし広いが故に仮設電源を設置してある場所が遠い場合などが考えられます。

ある程度の遠さであれば電工ドラムを引っぱってくるのですが、遠すぎた場合に電工ドラムを2つ繋げて使用しないといけなくなるような現場などもあります。

鉄骨工事では電工ドラムを2個繋げると電圧降下という現象が起こってしまい電圧が足りなくなり、ボルトの一次締め作業や本締め作業が出来なくなってしまう恐れがあります。

特に電圧降下によって本締め作業などはピンテールが破断しなくなってしまうので作業が全く進まないといったことが起こってしまうのです。

電工ドラムにも電線が太いものと細いものが存在します。

電線が太いものであれば電圧降下を防げる可能性がありますがその分短くなってしまうので一長一短になってしまうと覚えておきましょう。

仮設電源が遠い場合の対処法

基本的には現場監督が建物近くに設置するのが一般的です。

建物自体が大きい場合には仮設電源を建物の回りに数か所配備して業者同士の電源の取り合いにならないようにするのが出来る現場所長です。

どうしても仮設電源が遠い場合には現場監督に発電機を借りてもらいそこから電源を引っぱって作業を行うのが一番効率がいいです。

めざしが担当した現場では現場事務所が建物の現場より離れており現場事務所から電工ドラムを2個繋げても届かないくらいの場所に設置してありました。

現場監督に発電機を借りてくださいと話をしたところなぜか激怒してきました。

仮設電源を現場周りに配置していない自分の責任ではなく、事前に話をしていなかった業者の責任だと言い出したのです。

ここで言い返してしまうと現場が進まなくなると思い、頭を下げて発電機を借りてもらいました。

その現場監督はその発電機の費用も請求するとめざしに血相を変えて言ってきました。

この現場監督は明らかに間違っていますので現場監督をいうのは現場がスムーズに作業が行えるように配備しなくてはいけないので仮設電源は現場近くに設置するようにしましょう。

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この記事を書いた人

鉄鋼商社に勤務する営業マン。
鉄骨工事などを請け負い鋼材を扱って16年目。
鋼材を扱うと専門用語が多すぎて何をいっているかがわからなかった新人時代があり、そんな素人でもわかりやすいように解説します。
誰でもわかりやすく鉄骨工事のことをサクッと調べられるようなブログを運営していきます。

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