鉄骨工事で使われる根太(ねだ)とは

根太とは人が通る場所に鉄板などを敷き込む際に補強材として入れるものです。

建築鉄骨では梁にデッキプレートを敷いてコンクリートを流しこんで2階フロアなどの複数階を作っていきます。

しかし稀に中2階(ちゅうにかい)と呼ばれるフロアを作る場合などにはコンクリートを敷き込むのではなく鉄板を敷いて物置などにする場合があります。

そんなときに鉄板を敷いて簡易的に床を作ることが多々あります。

いくら鉄板でも鋼材は長くなると撓んでしまいます。

重い荷物を置く場合には鉄板が曲がって下に落ちてしまう危険性もあります。

そんなときには小梁のようにチャンネルやアングルを補強材に一定間隔に溶接を行い鉄板を張る下地にします。

孫梁として表記してある図面なども多いですが、梁という呼び名になるとH形鋼などを想像してしまう為、根太(ねだ)と呼んで小さな部材だという文言で使われることが多いです。

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鉄骨工事で使われる根太

鉄骨工事では階段の踊り場部分に根太を這わせるのが一般的です。

階段というのは踏板とは別に折り返しの部分などにはフラットな部分が存在します。

この部分を踊り場といい鉄板を大きく張る部分です。

踊り場部分には必ず根太をササラに溶接して鉄板を敷いていきます。

根太の材料はアングル6×50、6×65を使用することが多いです。

鉄骨工事では階段の見積りなどには根太と言った項目がありますが本体鉄骨にはあまり見かけることがはありません。

しかし機械設置のためなどのフロアなどには根太を敷くことが多々ある為、梁と根太の区別を上手に使って打ち合わせなどで使用しましょう。

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この記事を書いた人

鉄鋼商社に勤務する営業マン。
鉄骨工事などを請け負い鋼材を扱って16年目。
鋼材を扱うと専門用語が多すぎて何をいっているかがわからなかった新人時代があり、そんな素人でもわかりやすいように解説します。
誰でもわかりやすく鉄骨工事のことをサクッと調べられるようなブログを運営していきます。

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