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鉄骨工事に使うファスナープレートとは

建築鉄骨工事では用途によって様々なプレートの名前が存在します。

どのような場所に付くプレートなのか?

それともどのような役割をするプレートなのかで呼び方が変わってきます。

ガセットプレート、スプライスプレート、スチフナーなど電話で説明してもわかるように様々な名前があります。

今回は鉄骨工事に使うファスナープレートというものに付いて解説していきます。

ファスナープレートとは

ファスナープレート(Fastener Plate)とは何かを固定する板を意味しているプレートのことです。

Fastener=固定する、Plate=板という意味で固定用の板を表しています。

ファスナープレートは鉄骨工事の柱や梁などに溶接などで固定することが多く取り付けるものはボルトで固定を行い、その後に設備材などの様々なものを固定します。

このファスナープレートを取り付けることで部材を固定するとともに一定ピッチで取り付けることで荷重やチカラを分散させる役割も果たすことができます。

またガセットプレートとは違い長方形や四角形の形状をしているのも特徴です。

ガセットプレートは鉄骨全体の補強板として使われていますがファスナープレートは固定板として使われている為四角形の板を取り付けることが多いです。

特に勘違いしやすいのがデッキ受けなどのプレートを四角形なのでファスナープレートと呼んだりすることが多いですがデッキ受けのプレートはあくまでもデッキプレートを乗せる為のものであってデッキを固定する為のものではないのでファスナープレートとは呼ばないので注意しておきましょう。

建築鉄骨工事でファスナープレートが使われる箇所

鉄骨工事では本体鉄骨にではあまりファスナープレートは使用しません。

鉄骨で使用する場合にはエレベーター下地などの梁から水平方向に長方形のプレートが出ている部分などをファスナープレートと呼びます。

これはエレベーター部品などを固定する為の受けプレートでこのようなプレートをファスナープレートと呼びます。

他にも機械などを固定する為のプレートを全てファスナーと呼んだりします。

鉄骨工事範囲以外でファスナーはその機械業者が施工を行う場合に溶接などを行う場合などもあり、鉄骨工事範囲内でのファスナープレートを付ける頻度は少ないかもしれません。

鉄骨工事に必要な長方形や正方形などのプレートだけをファスナープレートと呼びます。

鉄骨工事範囲内でのファスナープレートは構造的なものと別に様々な部品や機械などの固定する為の板として使われるので覚えておきましょう。

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