鉄骨工事を行っていれば他業種との施工範囲がゼネコンによってまちまちになってしまいます。
ある程度経験を積んでいけば当たり前のように別途工事として扱うことができるのですが現場所長によっては全て込みでの施工範囲という風潮を持つ人も少なくはありません。
特に鉄骨工事は構造図を元に作るものがほとんどで全ての下地として屋根や壁に隠れてしまうものがほとんどなので意匠を重視するものはほとんどありません。
今回はあまり使用することはありませんが袋ナットについて解説していきます。
袋ナットとは

袋ナットとは通常ナットの片側が丸いドーム型になっているナットのことをいいます。
このボルトは人が毎日歩いたりする場所などでボルト部分が出ていると引っかけて服が破けたりする恐れがある場合などのボルトに使用されます。
ボルトネジ部分の先端が人目に付くことがある場合などに装飾用としても使用されることがあります。
あと屋外のにあるもの錆防止などの用途にも使われることが多いです。
鉄骨工事ではどんなときに使う?

たまにある場合には鉄骨階段と手摺製作をどちらも行った場合などには階段と手摺ジョイント部分にボルトが見えている箇所に袋ナットを付けてほしいといった要望がゼネコンからあったりします。
あとアンカーボルトがむき出しで施設のエントランスや下地壁ジョイントが見えてくる場合などにも袋ナットが使われます。
屋外フェンスやスチールドアなどの躯体との取り合い部分なども人の目線が来る場所や人の膝部分くらいにボルトがくるので袋ナットが使われます。
ほかにも設備機器や看板の吊りボルトなどにも使われることがあります。
袋ナットを使う場合の注意点


ボルトの出しろ
色や材質
塗装の有無
ボルトの出しろ
袋ナットというものはナット部分が延々と回るものではなくもちろんネジ切部分のみしか入っていきません。
ボルトネジ部分があまりにも出ていた場合には袋ナットが先にただ付いているような状態で装飾でもあまり綺麗には見えません。
たまにナットを多めに付けてネジ部分を隠して付けるといったこともありますがナットが異常についている部分もまた変に見えてしまうので切断するなどして対応したりもします。
色や材質
袋ナットは基本的は付けない箇所ばりなので袋ナットを付ける箇所の材質が黒なのかユニクロメッキなのかドブメッキなのかそれともステンレスなのかをしっかり確認して手配するようにしましょう。
サイズも忘れずに確認しましょう。
塗装の有無
袋ナットを付ける場合には仕上げ塗装がある場合があります。仕上げ塗装を行ってしまった場合にはネジ部分に塗料が入ってしまい袋ナットが取りつかないといったことが起きてしまいます。
ある程度チカラを入れればナットは回って締めるとこができますが塗料がべったり塗ってあったりすると剥いでもう一度塗装しなければならない為に二度手間がかかってしまう場合があります。
まとめ

袋ナットは事前確認が必要
今回は鉄骨工事で袋ナットを使用する場合の例を紹介しました。
鉄骨工事では工事請負時には手配はしないものだといった固定概念が付いてしまいます。
基本的は鉄骨工事のボルトは全て見えなくなります。
見える箇所があった場合には
- ボルトの出しろを確認しておく
- 材質と色を確認しておく
- 仕上げ塗装の日程も確認しておく
ゼネコンからの要望や意匠性・安全性を求められるのは当然ですがニッチな箇所での登場する袋ナットです。取る付けることが困難になってから取り付けてほしいと言われたりする場合もたまにあります。
二度手間や手戻りのないような施工を目指し、気持ちい仕事を心がけましょう。


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