鉄骨の梁に付けるブレスシートとは

鉄骨工事の切板には様々な名前があります。

今回はブレスシートを解説していきます。

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ブレスシートとは

ブレースを取り付ける為に梁に取り付ける切板のことです。

形が特徴的で卵を半分に切ったような形をしています。

水平ブレースの場合は柱から出てるブラケット部分に溶接してブレースを✕(バツ)の形に施工していきます。

本当はブレースシートを言うのが正しいのですが普通はブレスシートを伸ばすに発音することが多いです。

そもそもなぜブレースは必要?

ブレースは建物の耐震性を強くするために取り付けられます。

ブレースがあることによって自身などの横の揺れに建物にかかるチカラを分散させる役割があります。

建物の平常時には柱と梁がお互いに引っぱりあって建物を支えておりブレース自体はあまり意味が無いように感じます。

しかし自身などの揺れが発生した場合には横用方向にかかるチカラがものすごいものになります。

通常の柱と梁ではすぐに変形して曲がってしまい倒壊の恐れがあります。

このブレースで横揺れに対するチカラを分散させて建物の変形や倒壊を防ぐ役割を果たします。

いわば念のための命綱のようなものです。

ブレスシートは既製品がある

ブレスシートには厚みがt4.5やt6などの既成品が存在します。

基本的に梁のコーナー部分に設置するため同じような形のブレースシートを使うことが多いです。

切板も量産できていればコストも納期も抑えられるためこのような既製品を在庫している業者が存在します。

形が収まらない場合には切板で注文を入れて切断してもらいます。

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この記事を書いた人

鉄鋼商社に勤務する営業マン。
鉄骨工事などを請け負い鋼材を扱って16年目。
鋼材を扱うと専門用語が多すぎて何をいっているかがわからなかった新人時代があり、そんな素人でもわかりやすいように解説します。
誰でもわかりやすく鉄骨工事のことをサクッと調べられるようなブログを運営していきます。

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