鉄骨工事では母屋(もや)という言葉が良く出てきます。
今回は母屋(もや)とはどのような役割なのか?を解説していきます。
母屋(もや)とは
主にC形鋼を使ってある程度等間隔に梁とは垂直に方向に貼っていきます。
このC形鋼はH形鋼からネコ材を出して施工していきます。
この母屋は胴縁材と一緒に加工することが多く胴縁の専門業者に加工をお願いをします。
母屋は同じ長さの鋼材が沢山いる
母屋がある場合には屋根に同じ長さの鋼材を何本も貼っていかなければなりません。
基本的にはC形鋼の2.3x100x50x20サイズを使用します。
このサイズは一般流通としてとても多く存在するので欠品の恐れはありません。
しかし稀に
C-3.2x100x50x20
C-3.2x150x50x20
C-1.6x100x50x20
C-2.3x75x45x15
C-1.6x75x45x15
このようなサイズが母屋として入っている場合があります。
このようなサイズになると在庫が無い可能性があります。
鋼材店などが通常在庫をしている長さは10mと12mが多いです。
7m、8m、9mを在庫していても少ない本数でしか在庫を持っていない可能性があります。
母屋の長さが7600Lなどの長さだった場合に8mという定尺品を使用しないといけません。
そんなときはメーカーに8m品を特別に作ってもらわないといけない場面があります。
そんなときは全てを10mから切り落として使用しないといけない状態に陥ります。
母屋を全て2m分残材として残るのはとてももったいないことです。
母屋がある場合には必ずサイズと長さをチェックしてあらかじめ本数をメーカーへ発注しておくことが先決になります。
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