鉄骨工事をしているとタラップという言葉を耳にすることがあります。
製作をするものから仮設材までタラップというのは様々な用途で使われます。
今回はタラップという言葉を解説していきます。
タラップとは
一般的に言われているのは会社の工場や事務所などの屋根や屋上に上がる為に外に梯子(はしご)が付いています。
その梯子のことをタラップと言います。
鉄骨工事では建方時に柱に梯子を付ける際にもタラップと言います。
この柱に取り付けるタラップはイージークライマーという仮説材で梯子を取り付けたり、ライズタラップと呼ばれる仮設材で昇降したりもします。
基本的には建物の人が昇降できる設備を総称してタラップといった言葉が使われます。
タラップの語源
タラップは元々オランダ語の「trap」が語源です。
船や飛行機の上り下りに一時的に付けられる階段をタラップと呼びます。
通常梯子は英語でladder(ラダー)と呼び、タラップとは全く違う名称で呼ばれていましたが船や飛行場などでは鉄製の階段などをタラップと呼ぶため建築現場でもタラップが浸透しました。
鉄骨工事でのタラップ製作範囲
鉄骨工事では簡易的に昇降したい場合にタラップを設けることが多々あります。
階段になるとスペースも必要となるし、コストおかかってしまうので特にあまり使わないが人の昇降が必要な場合はタラップを設けます。
外部タラップには鉄製かステンレス製があります。
鉄骨工事請負ではタラップ製作、取付まで請け負うことが多いです。
ステンレス製になると鉄骨工事の請負からは外して建設会社がステンレス製作会社に依頼したり、既製品を発注したりします。
まとめ
タラップというのは人が昇降はしますがあまり頻繁に使うものではありません。
頻繁に使わないものに発注者側としてもあまりお金はかけたくないのです。
簡易的にみられるタラップですが屋根の掃除や点検などには必ず必要になるので覚えておきましょう。
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