鉄骨工事では構造図という図面を見てどのような鉄骨を建てるのか?
どのような部材を使って鉄骨を加工していくのかがわかります。
鉄骨工事では基本的に柱や梁の表記をアルファベットのCやGなどを用いてあります。
この表記が何を意味しているかがわかります。
構造図でのアルファベットの表記の意味
C⇒柱のcolumn(コラム)の頭文字をとってC1やC2などの表記されることがあります。
基本的には柱材の表記と覚えておきましょう。
呼び名としてはC1(シーワンばしら)などの用語でやりとりされることが多いです。
G⇒大梁に使われる表記でgarter(ガーター)頭文字をとってあります。
H形鋼の場合が多くH形鋼の500x200x10x16を使われている場合はG50などの表記がしてあります。
呼び名としてはG梁(じーばり)や大梁(おおばり)+サイズでやり取りされることが多いです。
B⇒小梁に使われる表記でbeam (ビーム)の頭文字をとってあります。
大梁の間に設けることが多くH形鋼の200x100x8x12を使われている場合はB20などの表記がしてあります。
呼び名としてはB梁(びーばり)や小梁(こばり)+サイズでやり取りされることが多いです。
P⇒間柱(まばしら)に使われる表記でpile(パイル)の頭文字をとってあります。
柱と柱の間に設けられていることが多く、本柱(ほんばしら)よりサイズは小さく角パイプが使われていることが多いです。
呼び名としては間柱(まばしら)やP柱(ぴーばしら)などの呼び名でやり取りされることが多いです。
CGやCB⇒Cの表記単体になってしまうと柱になってしまいますがCGやCBになると片持ち梁と呼ばれる梁の種類になります。
この場合のCのはcantilever(キャンチレバー)の頭文字をとったものです。
CGはH形鋼の片方が柱に固定されている梁です。
CBはH形鋼の片方が梁に固定されている梁です。
呼び名としてはCG梁(しーじーばり)やCB(しーびーばり)や片持ち梁(かたもりばり)などの呼び名でやり取りされます。
HB⇒耐風梁に使われる表記でH形鋼を90°回転させて使います。
ハイレンビームの頭文字を取ってHBと表記されています。
呼び名としては耐風梁(タイフウバリ)という呼び名でやり取りされます。
電話の双方が同じ表記と意味を理解していれば図面の問題点や打ち合わせがスムーズになります。
人によっては呼び名が様々ありますが基本的な呼び名を覚えておけば図面を見る際にもある程度理解できます。
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