丸パイプのSTKとは

鉄骨工事では丸パイプ(STK)も様々な箇所で使われます。

今回は建築に使われる一般的な丸パイプに付いて解説していきます。

目次

一般構造用鋼管(STK)

一般構造用鋼管をSTKと呼びます。

steel=鋼
tube=管
kouzou=(構造)

この頭文字をとってSTKと言います。

STKは外径が21.7のようなとても小さいサイズから外径1016.0のような大きな外径サイズまであります。

厚みも外径が同じでも様々あり規格表をしっかり確認することです。

STKがよく使われる場所

鉄骨工事でSTKの小さいサイズになると手摺や柵などに使われることが多いです。

27.2×2.3や34.0×2.3など巷にある手摺などはこのようなサイズを使用します。

大きなサイズになると406.4や508.4などの外径サイズになるとドラッグストアにある看板の柱や鉄骨工事では本柱に使われたりします。

梁のスパンを長くしたいがあまり重量は上げたくない場合には丸パイプトラス構造と呼ばれる梁にしたりします。

STKとSTKNは何が違う?

  • STK400
  • STK490
  • STKN400B
  • STKN490B

などの規格があります。

STKNは建築構造用炭素鋼管です。

STKNになるとSTKよりも引っ張り強度が強く作られています。

数字のSTK400や490も数字の大きさは引っり強度の値となります。

丸パイプには規格を2つ満たすものが存在する

STKN490BとSTK490のダブルステンシルと呼ばれるものがあります。

これはどちらの規格も満たしている為図面にあるどちらの表記にも対応が可能な規格だということです。

丸パイプにはこのような2つの規格を満たす規格が存在することを覚えておきましょう。

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この記事を書いた人

鉄鋼商社に勤務する営業マン。
鉄骨工事などを請け負い鋼材を扱って16年目。
鋼材を扱うと専門用語が多すぎて何をいっているかがわからなかった新人時代があり、そんな素人でもわかりやすいように解説します。
誰でもわかりやすく鉄骨工事のことをサクッと調べられるようなブログを運営していきます。

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