コンクリート天端(略してコン天)
梁の天端(略して梁天)
ベースプレートの天端(略してベース天端)
コンクリートの地上に近い一番上のラインをコンクリートの天端と言ったり。
梁の上フランジの一番上のラインと梁の天端といったり。
ベースプレートの厚みの上のラインをベースプレートの天端といったりします。
天端は上端(うわば)とも言う
会話などでは天端のことを上端(うわば)といったりする人もいますが全く同じ意味です。
天端や上端の反対を下端(したば)といいます。
一見うわばの反対だとしもばではないの?と思われますが鉄骨工事では下の方はしたばと呼ぶことが多いです。
中央部分のことは芯(しん)と呼びます。
柱芯(はしらしん)からどのくらいのところに板をつけますか?
このような会話が出てきます。
電話などのやり取りでは天端は大活躍
お互いが同じ図面を見ながら顔を突き合わせて打ち合わせを行えればいいのですが移動時間や時間を合わせるのはそうそううまくいきません。
図面上で分からない部分の寸法を聞く場合にはどこからの数字を示しているかがとてもわかりやすくなります。
ベースプレートの天端(てんば)からどのくらい上を無塗装範囲とするか?
このような会話ができるだけで電話の時間も短くなるし、間違いも起こりづらくなります。
この会話ができるようになればお互いがパソコンの前で図面を見ながら打ち合わせするのが容易になります。
まとめ
天端(てんば)はものを示す一番上のラインのこと。
上端(うわば)といったりもする。
天端(てんば)上端(うわば)の反対は下端(したば)という。
中央部分は芯(しん)という。
鉄骨工事ではミリ単位の寸法の打ち合わせが求められます。
このような部分を会話の中で明確にしながらお互いの認識にズレが生じないように会話に取り入れていけばみんなで一つの物を作り上げることができます。
特に鉄工所が自分に確認を促されて、建設会社に質問し、建設会社が設計事務所に質問をして回答をもらう場合などは伝言ゲームのような感覚になり間違いが起こりやすいので図面をしっかり理解してこの用語を駆使してしっかり理解していきましょう。
コメント