倉庫や会社の事務所などを建てる際にはシャッターを取り付けることが多くあります。
このシャッターを取り付けるにも鉄骨で下地を作ってあげないとシャッターの取り付けができません。
今回はシャッター下地とはどのようなものかを解説していきます。
シャッター下地とは
シャッター下地は基本的には角パイプで作ることが多いです。
鉄骨工事の見積もりをする際に付帯工事の項目で見積もりをします。
壁下地のような胴縁と同じような扱いにはなりますがシャッター部分は別途で数量を出しておいた方がいいです。
胴縁はあくまでも壁下地材ですがシャッター下地も胴縁工事に含んでいると建設会社との施工範囲が曖昧になり、金額で揉める元になりかねません。
見積り上でシャッター下地は見積もり範囲内だと認識させるうえでもしっかり見積もりに反映させておきましょう。
意匠図に表記してあるシャッターの種類
- SS⇒シャッター
- OS⇒オーバースライダー
- DS⇒ドッグシェルター
SS シャッター
シャッター街になっているような店舗が閉まっているのを想像できるかと思います。
近年は手で開け閉めするようなものではなく全て電動で開閉するタイプが主流です。
OS オーバースライダー
通常のシャッターよりも規模が大きく、工場など搬入がある際に設置されることが多いです。
規模が大きい分下地の鉄骨も大きくなり使う鋼材も多くなることが多いです。
DS ドッグシェルター
冷蔵倉庫などトラックの後部のみを付けて荷物を積み上げ、積み下ろしをしたりする為に設けられたシャッターです。
箱型のトラックの後部を付けるくらいのシャッターの為そこまで大きくはありません。
まとめ
物流倉庫に必ず付いているのでシャッター下地は必要になります。
このようにシャッターの下地と言っても使う鋼材の量も違う為、数量をある程度見積もる必要があります。
シャッター下地は角パイプを全て寸法通り見積もるのは出来ません。
数量は出さずに1ヶ所単位で金額を出すなど様々な見積もり方があります。
鉄骨工事にシャッターが入っている場合にはシャッター下地が必要になると頭に入れておきましょう。
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