建築現場で使われる電工ドラム・コードリールとは

建築現場では電動工具を使用することがとても多くそのすべてに電気が必要です。

電気を供給する為には電気を引っぱってくるか、充電式のバッテリーを装着した電動工具を使用するしかありません。

今回は電気を引っぱってくる道具の電工ドラムとコードリールを解説していきます。

目次

電工ドラム・コードリールとは

電工ドラム・コードリールとは電源を延長させることができるリール巻き式になっているドラムのことです。

簡単に言ってしまえば延長コードと用途は同じです。

電工ドラム・コードリールは電気を引っぱって工具を使用する際には必ず必要になる道具の一つです。

一般家庭の庭に置いてある巻き取り式のホースのようなものを想像してもらえるとわかりやすいと思います。

建築現場での建物はもちろん敷地内の中央部分に建てることが多いですが、電気というのは現場の隅っこに引いてあることが多いです。

その為、工具を使用する際に電工ドラム・コードリールを使用して、電気を引っぱってきます。

電工ドラムもしくはコードリールと呼ぶ

電工ドラム・コードリールのメーカーはほぼ2強とされています。

日動工業=電工ドラムとして販売
ハタヤ=コードリールとして販売

メーカーによって呼び名を変えているため最初に教えられた名称で覚えていることが多く、全く同じ物ですが呼び名が違うのでどちらも覚えておくようにしましょう。

電工ドラム・コードリールと延長コードの違い

先ほど簡単にいってしまえば延長コードと同じと言いましたが家庭などで馴染みがあるので覚えやすいように解説しています。

電工ドラム・コードリールは巻き取り式のリールのようになっているのでコードの片づけが巻き取っていくだけなのでとても早く作業性がいいです。

一方延長コードは長いコードをそのまま使用している為片づけるのに少し時間がかかります。

延長コードはコンセント部分が床に面しているので埃や砂が電源の差し込み部分に入ってしまう可能性や雨や床が濡れている場所などで作業を行ってしまうと漏電の危険性があります。

しかし電工ドラム・コードリールでは電源部分が重く、移動などの作業性には向いていません。

なので電源を電工ドラム・コードリールで近くまで持ってきておいて、手元近くになれば延長コードを使用して作業を行うことで作業効率がグッと上がります。

電動ドラム・コードリールの注意点

電工ドラム、コードリールは電源が近いとコードを伸ばさないで使用することがある人もいますがとても危険です。

コード部分にはもちろん電流が流れておりこのコードがぐるぐる巻きになっている状態で電流が流れてしまうとコード自体が熱を持ってしまい火災の原因になる可能性があります。

ある程度近い場所で巻き取るのがめんどくさくてもコードは出して使用するようにしましょう。

またコンセント差し込み部分は大抵4箇所付いており、同時作業するのにとても便利ですが4箇所を全て一緒に使用すると電気量が供給量に耐えきれず火災の原因になるので、使う電圧などはしっかり理解して使用するようにしましょう。

まとめ

電工ドラム・コードリールは全く同じものですが作業を行う職人さんなどに持ってきてほしいと頼まれることが多いです。

僕も最初に頼まれた際には何といったのか全く分からず何度も聞き返してとても怒られた経験があります。

ただ延長コードと言ってくれれば馴染みがあるのですぐに分かったのですが、今思うと延長コードとは全く別物なので延長コードで覚えていたら別の現場で恥をかいていたと思います。

普段現場などが無ければあまり馴染みのない用語なので、電工ドラムとコードリールはしっかり覚えておいていつでも持ってこれるようにしておきましょう。

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この記事を書いた人

鉄鋼商社に勤務する営業マン。
鉄骨工事などを請け負い鋼材を扱って16年目。
鋼材を扱うと専門用語が多すぎて何をいっているかがわからなかった新人時代があり、そんな素人でもわかりやすいように解説します。
誰でもわかりやすく鉄骨工事のことをサクッと調べられるようなブログを運営していきます。

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