鉄骨工事のキャノピーとは

鉄骨工事の中でキャノピーという言葉が出てきます。

キャノピーと言われたところでどこの何の部分なのか分からないし話に付いていけない状況に追い込まれてしまうことがあります。

今回はキャノピーについて解説していきます。

目次

建築のキャノピーとは

キャノピーとは玄関周りや車の車庫部分などの壁部分か無くて屋根だけ付いている庇と同じような役割を果たす箇所です。

ホテルのエントランス部分などは車で人の乗り降りや、荷物を下ろす場合などに屋根があって、雨に濡れたりしないように大きく設けられています。

キャノピーには建物の玄関窓やドアを光や雨から守って保護する役割で付けられます。

庇とキャノピーの違い

庇とキャノピーは用途的にはほとんど同じものなので混合して認識している人も多いです。

庇は建物から屋根だけ出ていて柱で支持しておらず建物に対してそこまで大きく作っておらずどちらかといえば機能性重視の作りになっています。

キャノピーは建物から大きく飛び出しており、柱で屋根部分を支持してあり、ゴージャスに見えるようなデザイン重視の作りになっています。

一番は柱で支持してあるかどうかで庇とキャノピーを見分けるのが分かりやすいでしょう。

鉄骨工事のキャノピー

鉄骨工事ではキャノピー部分に柱があるので本体部分とは違い、丸パイプが使われたり、通常角パイプで柱を作ったりしてもデザイン性があるものを柱に巻いたり、オシャレな色で仕上げ塗装する場合が多いです。

外観として来客が必ず目にする部分になるので鉄骨工事では高さなどの変更があったり、本体とは別に打ち合わせを行うことなどがあります。

このキャノピーはデザインを重視するため、ホテルや病院、スタジアムなどの人が集まる場所に多く設置することが多いです。

一般的なキャノピーとは

通常キャノピーという言葉は天蓋(てんがい)として使われるのが一般的です。

天蓋(てんがい)とはお寺などの本殿の仏像の上に装飾された天井から吊るされている笠のようなものです。

天蓋(てんがい)は現代ではお姫様のがベットで寝る際に天井からレースのようなものを垂らしてベットを優雅に演出するようなものを通常キャノピーと呼びます。

まとめ

鉄骨工事を行ううえでキャノピーという言葉はとてもよく出てきます。

玄関部分に柱で支持してある屋根だけのものは全てキャノピーといってもいいでしょう。

用途的なものは庇と全く変わらないので、庇と呼ぶ人もいるので臨機応変に対応できるようにどちらも頭に入れておきましょう。

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この記事を書いた人

鉄鋼商社に勤務する営業マン。
鉄骨工事などを請け負い鋼材を扱って16年目。
鋼材を扱うと専門用語が多すぎて何をいっているかがわからなかった新人時代があり、そんな素人でもわかりやすいように解説します。
誰でもわかりやすく鉄骨工事のことをサクッと調べられるようなブログを運営していきます。

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