鉄骨工事の養生(ようじょう)とは

建築工事に携わっているとあらゆる場所で養生(ようじょう)という言葉を耳にします。

この養生(ようじょう)という言葉の解説していきます。

目次

養生(ようじょう)とは

養生とは傷や汚れがつかないように保護して綺麗な状況を保つために行う作業のことです。

元々は健康に気を使って休みをとって体の回復をしてもらうことを養生といったりします。
体の回復などは養生と区別するため療養といったりするようになりました。

建設工事では様々な作業が混合して行われます。

取り付けが終わっているものを傷つけないようにしっかり養生して作業しないともし万が一傷つけて取り換えなどをしなくてはいけなくなったら倍賞の費用が掛かってしまいます。

作業を行う際には既存のものを保護するようにしっかりと養生をして作業を行います。

鉄骨工事での養生はこんなときにする

鉄骨加工を行う上で鉄工所で加工を行う際に最終仕上げの塗装があります。
一般的に無塗装部分と塗装部分があり塗装がいらない部分には養生を行い塗装を行っていきます。

柱のコンクリートで埋まる足元の部分や、H形鋼のジョイント部分などは摩擦係数が必要になる為しっかり養生を行います。

鉄骨工事の現場などではアンカーボルトを固定した際に、コンクリートがアンカーボルトに付いてしまいナットがはめられなくなるようなことがあります。
そんな時にもアンカーボルトに養生を行います。

他にも現場で鉄骨を溶接したり、ガスで切断したりしないといけない場面というのはあります。
そんなときには火器を使用しますので周りに燃え移る可能性があるものには防炎シートという燃えないようなシートを被せてしっかり養生を行います。

ハイテンションボルトなどは雨に濡れてはいけない為、シートを被せることも養生といいます。

鉄骨工事に養生は少ない

鉄骨手直しなどの工程が発生した場合には屋根や壁を貼っている最中に作業を行わないといけないので養生をきちんと行って作業をしないといけません。

しかし鉄骨工事は一番最初の工程なので養生するものはほとんどありません。

内装などの建物が出来上がってきてからの作業になると傷つけてはいけない物が多くなってくる為、養生作業がとても多くなってきます。

この養生は工事の工程をスムーズに行うためにもとても大切な工程です。

作業中に傷が付いてトラブルにならない為にも業者に養生してもらう工程はしっかりとお願いしましょう。

まとめ

今回は養生(ようじょう)という言葉に付いて解説しました。

養生は保護するものには全て使う用語です。

建設会社からも「養生を行って作業してください」といった言葉を良く耳にします。

どの部分を養生して行えば作業性が上がり、なおかつ他の新品材を汚れや傷を付けずに済むかを考えて養生を行っていきましょう。

養生に使うものは基本的には養生テープのと呼ばれるビニールの外しやすいテープを使用することが多いです。

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この記事を書いた人

鉄鋼商社に勤務する営業マン。
鉄骨工事などを請け負い鋼材を扱って16年目。
鋼材を扱うと専門用語が多すぎて何をいっているかがわからなかった新人時代があり、そんな素人でもわかりやすいように解説します。
誰でもわかりやすく鉄骨工事のことをサクッと調べられるようなブログを運営していきます。

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