鉄骨工事にある庇(ひさし)とは

鉄骨工事をしていると店舗や倉庫などを請け負うことが多くなります。

そんな鉄骨工事によく出てくるのが庇(ひさし)です。

今回は庇(ひさし)の用途を解説していきます。

目次

庇(ひさし)とは

工場の出入口などの雨よけとして飛び出している部分を庇(ひさし)と言います。

雨が急に降り出して雨宿りなどをしたことがあるのではないでしょうか?

窓などの開口部分のすぐ上に少し飛び出している部分も庇(ひさし)と言います。

これは雨よけはもちろんのこと、日光を遮断するという役割にも使われるものです。

軒(のき)と庇(ひさし)の違い

雨宿りなどを思い浮かべると軒(のき)ではないかと言われることもしばしばあります。

軒(のき)は屋根から出てきている部分で主に家の外壁を守る為に作られたものです。

家の前にいることが軒先(のきさき)とよく使われることから軒(のき)の方が耳なじみがある人が多いです。

一方庇(ひさし)は出入口や窓などのすぐ上に設置してあり、雨の降り込みや日光が直接入るのを防ぐために設置されています。

鉄骨工事をしていると住宅に鉄骨はほとんど無い為、軒(のき)の言葉はほとんど出てきません。

ほとんどが庇(ひさし)だと覚えておきましょう。

鉄骨工事の庇(ひさし)の豆知識

鉄骨工事で庇(ひさし)があった場合は鉄骨部分がむき出しになることが多い為、庇(ひさし)部分のみ溶融亜鉛メッキ加工(ドブメッキ加工)になることが多いです。

工場や倉庫などの出入口にはほとんどと言っていいほど庇(ひさし)が設けられています。

大まかな重量が知りたいときには㎡×30kg程度で計算するとある程度の重量は把握できます。

庇(ひさし)が鉄骨工事範囲外になる場合

工場などのは庇(ひさし)は鉄骨工事の範囲内ですが例外あります。

メーカーなどの既製品を使う場合に、庇(ひさし)は鉄骨工事範囲外になります。

特に窓開口の上に付く庇(ひさし)はアルミ製品などがあり既製品を使うことが多いです。

まとめ

庇(ひさし)は工場や倉庫などには必ずと言っていいほど付いています。

工場の入り口に雨が入り込んではいけないのでかなり大きな庇(ひさし)を取り付けることが多いです。

鉄骨工事をしていると庇(ひさし)の取り付けは本体よりも後の方になりがちなですし庇(ひさし)部分だけメッキ仕上げで納期がかかってしまうので、打ち合わせはしっかりしておきましょう。

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この記事を書いた人

鉄鋼商社に勤務する営業マン。
鉄骨工事などを請け負い鋼材を扱って16年目。
鋼材を扱うと専門用語が多すぎて何をいっているかがわからなかった新人時代があり、そんな素人でもわかりやすいように解説します。
誰でもわかりやすく鉄骨工事のことをサクッと調べられるようなブログを運営していきます。

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