建築現場で作業を行う上で安全第一で全ての仕事を行わなければいけません。
鉄骨工事に関わらず工種によって職長という責任者がいます。
今日一日の作業を行う前にKY用紙(ケーワイようし)に記入を行い各自で自主的にKYを行います。
今回は建設現場でのKYとは何かを解説していきます。
KY(ケーワイ)とは

危険予知を行うことで本日の作業にどんな危険が潜んでどのような対策を取ればいいかを各自確認して意識して作業を行うことで災害を無くして安全作業ができます。
厚生労働省の統計では4日以上の死亡災害の9割以上が不安全行動が認められており、この不安全行動をしないことで死亡災害を防ぐことで安全作業をすることができます。
このKYといった言葉はKYK(ケーワイケー)やKYT(ケーワイティー)と言う人もいます。
KYK=危険(Kiken)予知(Yochi)活動(Katudou)
KYT=危険(Kiken)予知(Yochi)トレーニング(Training)
どちらも危険予知には変わりないので略してKYと言う人がほとんどです。
朝礼でのKYは緊張する~

下請け会社は4000万以上の工事になると常駐で人員が現場管理として送り込まれることがあります。
会社の新人が現場管理常駐員として派遣されることもあります。
その人はKY用紙に何を書いていいのか?朝礼で安全注意事項を何と発表していいのか分からないと思います。
自分も緊張しすぎてしどろもどろになってとても恥ずかしい思いをしたのを覚えています。
ここからは鉄骨工事のKYに使用できるテンプレートをご紹介します。
基本的なKYはどのような危険が潜んでいるか⇒だからこうする
を考えて書けばいいのですが何を書けばいいのか頭が真っ白になってしまうので一応これを書いておけば大丈夫な文言をご紹介しておきます。
鉄骨工事KY記入例
KY用紙

記入例

- 危険のポイント
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鉄骨材料搬入後トラック荷卸しをする際に荷崩れを起こして下敷きになり被災する
- だから私達こうする
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荷卸し時にトラック付近は人払いを行い作業を始める
- 危険のポイント
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クレーン作業中に吊り荷がバランスを崩して落下して下敷きになる
- だから私達はこうする
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玉掛け作業時に地切りの確認を行い吊り荷を上げるようにする
- 危険のポイント
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高所作業移動時に足を踏み外し高所より墜落、転落して怪我をする
- だから私達はこうする
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安全帯の使用を徹底し、転落しても怪我のないようにする
- 危険のポイント
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工具を使用時に手を挟まれ怪我をする
- だから私達はこうする
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保護具の着用と工具の適正使用を徹底する
- 危険のポイント
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溶接作業中に可燃物に燃え移り火事になり火傷する
- だから私達はこうする
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可燃物には関らず養生を行い溶接作業を行う
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