鉄骨工事で必要になる一坪倉庫(ひとつぼそうこ)とは

鉄骨工事を行う上で建設会社に用意してもらう安全仮設材などは必須なので手配をかけてもらいます。

その他にも鉄骨工事では、これがあれば便利だなという仮設材があります。

今回は一坪倉庫について解説していきます。

目次

一坪倉庫とは

一坪倉庫とは鉄骨工事が始まって、ボルトや後から使う資材、電動工具などを入れておく簡易的な倉庫のことをいいます。

鉄骨工事は外の作業なので雨が降った場合には全ての道具が雨ざらしになってしまいます。

その際に雨に濡れてはいけない物などは一坪倉庫を置いて管理します。

現場事務所などにも一時的に資材や工具などは置くことができますが現場事務所が常に近ければいいのですが基本的には現場から遠い場所にあるので荷物を持っての行き来がとても大変になり、効率も悪くなってしまいます。

そんなときには一坪倉庫を現場近くに置いて荷物を置くようにします。

一坪倉庫はクレーンで移動させることが出来るので鳶職人が自分達の好きな場所に置いて管理することができます。

一坪倉庫ってどのくらいの大きさ?

一坪と聞いてもピンと来ない人も多いと思います。

現場に何度も出ている人であれば目にする機会も多いのですぐにピンとくるでしょうが実際にはどのくらいなのでしょうか?

一坪=3.31㎡=約2.14畳

一坪の基準はこの大きさですが一坪倉庫に関してはメーカーによってまちまちでおおよその値で作られています。

倉庫の中には簡易的な棚が作られており空間を大きく使えるように工夫されています。

主に一坪倉庫に入れておくもの

塗料缶、塗料用バケツ、ボルト類、トランシット、吊り治具関係、電動工具類、後から使う予定のアンカーボルト、等

このように雨などに濡らしてはいけないが使う頻度は多い資材などはいちいち現場事務所に行ったり来たりするととても効率が悪く時間もかかってしまう物などは一坪倉庫に入れておきます。

こうすることで工事全体がスムーズに進みますしみんなが喜ぶ仮設道具です。

一坪倉庫の重量はメーカーによって違いますが350kg~500kg程度であとは物の入れ方で重量が変わってきますが鉄骨工事を行うクレーンであれば通常動かすのは容易な重さだといえます。

現場にフォークリフトがあればフォークを入れる隙間もある為移動は出来ます。

一坪倉庫は案件規模による

そもそも小規模案件で現場事務所が近かったり、一坪倉庫を置くことで効率が悪くなったりする場合もあります。

設置しても何度も動かす必要があったりするとそもそも必要性が無かったといった場合もあります。

やはりある程度規模が大きな物件で現場事務所や倉庫が遠い場合などは建方打ち合わせ時に一坪倉庫を用意してもらえるかを建設会社としっかり打ち合わせを行い手配してもらうようにしましょう。

一坪倉庫というのは必ずしも必須ではない為打ち合わせ時点で忘れがちな仮設材です。

手配してもらうととても便利で無いことで後悔することもたまにあります。

建設会社には案件規模で打ち合わせ時に話を出してみるのも一つかもしれませんね。

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この記事を書いた人

鉄鋼商社に勤務する営業マン。
鉄骨工事などを請け負い鋼材を扱って16年目。
鋼材を扱うと専門用語が多すぎて何をいっているかがわからなかった新人時代があり、そんな素人でもわかりやすいように解説します。
誰でもわかりやすく鉄骨工事のことをサクッと調べられるようなブログを運営していきます。

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