合成デッキとフラットデッキの違いは?

鉄骨工事を行っていると必ず出てくるデッキプレート、2階、3階とフロアがある建物に関しては必ずデッキプレートを張ってコンクリートを流し込んでフロアを造っていきます。

デッキプレートにも様々な形のものがありその名前で用途も異なってきます。

今回は中小物件で良く使用する合成デッキとフラットデッキの違いに付いて解説していきます。

目次

合成デッキ

合成デッキは一番使われるデッキプレートの形です。

「合成スラブ構造用デッキプレート」を略して合成デッキと呼んでいます。

表面に凹凸が付いており敷き込んでスラブを流し込みます。

合成デッキはデッキプレートとコンクリートが固まり一体化することで構造体の一つとなり耐震性が保たれます。

コンクリートが固まって1階からの天井の見た目が悪いからと言ってデッキプレートを剥いだりしてはいけません。

このデッキプレートはデッキに刻まれた凹凸にコンクリートが入り込みしっかりと合成することでスラブの強度が保たれるように構造計算や設計を行っています。

デッキとコンクリートがあって初めてフロアとして認められるものなのです。

フラットデッキ

一方フラットデッキは別名「型枠デッキ」と呼ばれたりします。

合成デッキと違ってコンクリートを流し込んでスラブが固まってしまえば役目を終えてしまい最悪デッキプレートを下から剥いでしまっても構わないといった商品になります。

フラットデッキはあくまでも床を張る為にスラブを流し込む際の型枠の役割を果たします。

1階から天井をむき出しにする場合など意匠的に綺麗に見せたい場合などはフラットデッキを使用して後からフラットデッキを撤去してスラブを見せるような仕様にすることも多々あります。

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この記事を書いた人

鉄鋼商社に勤務する営業マン。
鉄骨工事などを請け負い鋼材を扱って16年目。
鋼材を扱うと専門用語が多すぎて何をいっているかがわからなかった新人時代があり、そんな素人でもわかりやすいように解説します。
誰でもわかりやすく鉄骨工事のことをサクッと調べられるようなブログを運営していきます。

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