鉄骨工事で使うデッキプレートとは

鉄骨工事をおこなう上で平屋ではない限りは必ずといっていいほど2階、3階床にはコンクリートを敷いて階数を作っていかないといけません。

今回は2階以上フロアを作る為に使うデッキプレートを解説していきます。

目次

デッキプレートとは

デッキプレートとは2階以上のコンクリートを貼る際に敷く角型状の鋼板のことです。

梁の上にこのデッキプレートを敷きこんでその上にコンクリートを流し込んでフロアを作っていきます。

デッキプレートは基本的には厚みがt1.2が多く山高が50mmの物が多く使われます。

デッキプレートにも種類がやサイズが様々あり物件によって使うデッキプレートは異なってきます。

  • 合成デッキプレート
  • フラットデッキプレート
  • 配筋付きデッキプレート(フェローデッキ)

合成デッキプレート

このデッキプレートが一般的に使われる角波型をしてデッキプレートで厚みがt1.2と薄いのですがコンクリートの重みに耐えられるように考えられた形状をしています。

フラットデッキ

大型案件などでフロアの空間を少しでも大きく使いたい場合などにこのデッキプレートが使われます。

このデッキプレートは敷いた際のにフラットになっているのが特徴で基本的には型枠と言った役割と果たすとされています。

配筋付きデッキプレート(フェローデッキとも言う)

配筋付きデッキプレートはデッキプレートの上に鉄筋を付けてあるものです。

デッキプレートを敷いて配筋を行ってからコンクリートを流し込んでいくのですがこの配筋が行われていることで配筋を行う人件費や施工費が無くなるのが特徴です。

通常のデッキプレートよりは価格が高くなります。

EZ(イーゼット)デッキ
QL(キューエル)デッキ

デッキプレートは通常このような呼び側をします。

これはメーカーによって呼び名が違うだけです。

基本的には同じものでも名前が違うので注意しておきましょう。

EZデッキ⇒日鉄建材㈱の製品

QLデッキ⇒JFE建材㈱の製品

EZデッキ 

QLデッキ

構造図の図面にメーカーの仕様書が乗っておりそのメーカーを使うようになっています。

金額次第では安易にメーカーを変えても構わないような風潮は見られます。

同じものであれば安価な方がコストが抑えられて全体的にメリットがあります。

フラットデッキや厚みが違うデッキプレートも製作しておりデッキプレートと呼ばれるものは基本的にこの2社が網羅しているといえます。

配筋付きデッキプレート

配筋付きデッキプレートだけは様々なメーカーで作られています。

配筋付きデッキは数社の会社が作っており、それぞれオリジナルの配筋がなされています。

設計事務所が図面に織り込んでいるものを使用するのが基本です。

配筋デッキプレートのメーカー

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この記事を書いた人

鉄鋼商社に勤務する営業マン。
鉄骨工事などを請け負い鋼材を扱って16年目。
鋼材を扱うと専門用語が多すぎて何をいっているかがわからなかった新人時代があり、そんな素人でもわかりやすいように解説します。
誰でもわかりやすく鉄骨工事のことをサクッと調べられるようなブログを運営していきます。

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