鉄骨工事を行う上で安全仮設材を取り付けなければいけません。
この安全仮設材は鉄骨工事で建方を行う鳶職人が取り付けを行ってくれます。
今回は親綱に付いて解説していきます。
親綱(おやづな)とは
最初に鉄骨を建てていくともちろん平均台の上のような場所を高所で行わないといけません。
常に落下の危険性が絡んだお仕事なのです。
そんなときスタンションを設けて親綱を張っていきます。
スタンションは腰の高さぐらいに立っているのでスタンションにフック部分を引っかけて親綱をピンと張ります。
フック部分は安全帯と同じものが付けられており脱着しやすいように出来ています。
親綱はフック部分に緊張器が取りつけられており、引っ張るだけでストッパーがかかりしっかり張ることができます。
親綱の大事があって命が助かった例
めざしが常駐していた鉄骨現場で20代前半の鳶職人がいました。
その鳶職人は経験も浅く、親方にしょっちゅう怒られていました。
あまりにも怒られすぎており、作業に精一杯になってしまうあまり安全帯を付け忘れていました。
このままでは落下した際に完全に命に関わる事故になると思い安全帯を付けるように注意しました。
注意してすぐに梁をジョイントする作業を行おうとしたその時突風が吹きました。
その突風で若い鳶職人は吊り上げていた梁に煽られて乗っていた梁から落ちてしまいました。
しかし親綱に安全帯を付けていた為大事には至らずそのまま作業を続けることができました。
親綱の由来
鳶職人というのは高所作業で常に危険と隣り合わせの作業になります。
高所から落下すれば命を落とす可能性も充分にありえます。
親綱はゼネコンが手配をかける
親綱は必要本数を図面に明記して建方当日までにゼネコンに手配をかけてもらいます。
この安全仮設材がないと建方を行うことが出来ません。
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