鉄骨工事では人力で出来る作業というのは限られており、様々な道具を使用して鉄骨を納めていきます。
今回は鉄骨工事のみならず様々な用途で活躍するレバーブロックを解説していきます。
鉄骨工事に絡んだレバーブロックの使用方法を覚えておきましょう。
レバーブロックとは
鉄骨などの重量物を運ぶ際に荷崩れを起こさないようにフックにワイヤーを掛けてしっかり緊張させることによって荷崩れを防止するのい良く使われます。
ある程度軽いものであればロープなどで固定が出来ますが平ボディの大型トラックでは10トン~20トンといった材料を運んだりします。
ロープでは人力で締め付けるのに限界がある為、そんな時にはレバーブロックを使用します。
鉄骨工事で使用するレバーブロック
鉄骨工事では鉄工所から現場へのトラックには荷締めを行う際に使用します。
鉄骨はクレーンを使って荷下ろしをしないといけない為、必ず平ボディを使用します。
鉄骨を荒組を行って、ある程度建物が建ち終わった場合には建ち起こしを行います。
その他にも階段などのクレーンの届かない場所には端に2ヶ所ワイヤーを吊って、レバーブロックを締めあげて水平を出す作業などを行います。
工事現場でのレバーブロック注意点
レバーブロックは油圧で締め付けることで何百キロという締め付けのパワーがでます。
フックを掛ける場所が無いからと引っかけるような掛け方をしていると滑って外れる可能性がある為、ワイヤーで固定したり、フックにしっかり掛かるような場所に固定出来るようにしましょう。
重量物を扱う際に使用するので必ず輪っかのある場所に使用するようにしましょう。
孔のあいていないフランジなどに引っかける人をたまに見かけます。
かなり危険なので辞めましょう。
レバーブロックのフックには外れ防止が付いています。
工事現場で使用するレバーブロックはなぜかこの外れ防止が外れているものが多いのです。
使っている間に取れてしまって使用には支障が無い為、ずっと使っているといったケースが散見します。
通常は安全設備の為、必ず付いていないといけないので外れ防止が取れている場合にはレバーブロックを扱っている代理店に問い合わせてメーカーより購入してもらいつけるようにしましょう。
レバーブロックの呼び名
レバーブロックは人によってはガッチャやチェーンブロックと呼んだりする人もいます。
近年ではブロックチェーンといったIT技術の言葉がある為、チェーンブロックといった呼び方はあまりないようです。
まとめ
レバーブロックは工事現場では持ち運びがしやすく「レバーブロックと取ってきて」などといった言葉は良く聞きます。
重量物を扱う上でレバーブロックはとても重宝します。
鉄骨工事というのは数ミリ単位で調整を行わないといけない構造物です。
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