鉄骨工事は安全仮設材を鉄骨材料に取り付けて建方をおこないます。
高所作業を行い梁上を移動する場合には親綱を張り、その親綱に安全帯を掛けて移動しなければいけません。
もし万が一転落しても怪我がないようにこのような安全仮設材を取り付けます。
今回はこの親綱を取り付ける為のコラムバンドを紹介していきます。
コラムバンドとは
鉄骨工事ではフロアが2階3階と上がっていく場合にも外周部分には親綱を張っておかないといけません。
そんな場合にはコラムバンドを柱にあらかじめ付けておいて建方を行っていき、親綱を取り付けていきます。
ちなみにR階は柱などが無い為、親綱を張る場合にはスタンションを設けて親綱を張っていきます。
これは簡易的に取り外しも出来る為とても便利です。
コラム柱に親綱用のピースを溶接してほしいとの依頼があることもありますが溶接手間などを考えると現場でコラムバンドを装着したほうが簡易的で作業効率としてはとてもいいです。
コラムバンドの取り付け方
長いバンドの余分な部分をラチェット間具で緊張させて固定させれば終了です。
D環のが自在に動く為、コラムのコーナー部分にしておかないと親綱フックを取り付ける際に少しめんどくさくなります。
柱の腰の高さに取り付けることも忘れないようにしましょう。
余分なバンドは結んでおいて何かに引っかからないようにしておきます。
この商品は親綱支持ベルトといったりキャッチベルトといったメーカーでの商品名でよぶ人もいますがコラムバンドと呼ぶ人が多いので話が出た際にはピンとくるように覚えておきましょう。
コラムバンドはゼネコン手配
鉄骨工事では安全仮設材は数量を建設会社に連絡して建て方初日までに手配をかけてもらっておきます。
コラムバンドは必ずしもないといけないということではありませんがあると便利な為、手配をかけるようにお願いしましょう。
コラムバンドの変わりにスタンションを建てて親綱を張ることもできますが、デッキプレートやコン止めなどを張る際に邪魔になったり、柱のコーナー部分より内側に親綱が着てしまう為作業性をしては悪くなるので手配をかけてもらうようにしましょう。
コラム用の親綱ピース溶接
先程も出ましたがコラム柱に親綱ピースを溶接してほしいと依頼があった場合には柱の腰部分に親綱ピースを溶接してそこに親綱を掛けていきます。
親綱ピースは付け忘れがあったり、運搬時や材料を荷下ろし時に曲がったり取れたりすることがあるのでコラムバンドの方がオススメです。
まとめ
鉄骨工事の安全仮設材のコラムバンドは2階3階部分柱の腰の位置に付けて、親綱を張る道具です。
親綱ピースを溶接する場合もありますが基本的にはコラムバンドを付けて建方を行っていく場合が多いです。
中小物件でコラムバンドは使わないことも多い為、建設会社と鉄工所と鳶職人をしっかり打ち合わせをして手配するようにしましょう。
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