鉄骨工事の老番(おいばん)、若番(わかばん)とは

建築工事では図面上で必ず柱芯にX軸とY軸に数字が振り分けられています。

その数字を通りとして電話などでは会話を行ったり、工区を分けて日程や搬入などの計画を行ったりします。

この○○通りで大きな番号の事を老番(おいばん)、逆に数字が小さい通り方向を若番(わかばん)と言います。

これは鉄骨工事をする上では鳶職人や方面を示す場合などに良く使われる用語です。

電話などで詳細に説明が必要な場合であればX何通り、Y何通りをいった説明が必要ですが数字が大きい方向などのわかりやすい説明であれば老番、若番で説明するといいのです。

老番、若番は図面での大きなくくりの中で会話する場合などに良く使われています。

目次

老番、若番を使うタイミング

鉄骨工事では現場を把握する為にまずは図面と現場を頭に入れてどの順番で建てていくかを検討します。

そこで○○通りなどの通りまで把握できれは一番いいのですが大きな流れや老番と若番が分かっていればある程度の打ち合わせなどが出来ます。

実際に建方時に柱は○○通りの柱といった指示が鉄骨に記載されているのでそのまま建てていきますが梁になると左右が同じ継手だし間違ってる付けてしまう可能性が生じます。

そんな時には鉄工所は合番を若番側に必ず記載しておいておくようにします。

そうすることによって梁にを逆に取り付けてしまうといったことを防ぐことができます。

小梁などに関してもガセットプレートにのどちらから当ててジョイントするかというのは図面を把握している親方だけだったりします。

その際にも老番当て若番当てといった梁を当てる方向を口頭で伝えることができます。

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この記事を書いた人

鉄鋼商社に勤務する営業マン。
鉄骨工事などを請け負い鋼材を扱って16年目。
鋼材を扱うと専門用語が多すぎて何をいっているかがわからなかった新人時代があり、そんな素人でもわかりやすいように解説します。
誰でもわかりやすく鉄骨工事のことをサクッと調べられるようなブログを運営していきます。

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