鋼材のエキスパンドメタルとは

エキスパンドメタルとは鉄板を網目状に加工した鉄板です。

菱形の穴が千鳥状整列してあいており鉄板の厚みや網目の大きさなどでサイズが決められています。

エキスパンドメタルは専用の機械で製造を行っておりアルミやステンレスなどのも鉄板を加工できれば製造することができます。

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エキスパンドメタルが使われる場所

エキスパンドメタルは鉄骨工事の様々な場所で使われます。

主に使われるのはキャットウォークと呼ばれる点検するための足場に使われることが多いです。

意匠用に見た目重視で使われることも多いです。

エキスパンドメタルのXS、XG、XFの違い

エキスパンドメタルではXS42番のように決まったサイズが存在します。

XSはSなのでスタンダードタイプになります。

先ほどもあったように意匠性に富んでいるエキスパンドメタルです。

XSタイプは網目は小さく板厚も薄い為、壁などに貼り付けたり、通気性の良い場所に好んで付けられることが多いです。

XGはGなのでグレーチングタイプになります。

XGタイプは厚みが厚くしてあり網目も少し大きくなります。

グレーチングの変わりに使われることが多い為キャットウォークや点検歩廊などの踏板に使われることが多いです。

XFタイプFなのでフラットタイプになります。

XS、XGのエキスパンドメタルは表面に起伏がありそれが滑り止めの役割などを果たしていまがXFタイプになるとその起伏が無く鉄板に菱形の穴が開いた鉄板になります。

XFタイプは受注生産になることが多くあまり使っている箇所は少ないようです。

タタミ目、とソロバン目

エキスパンドメタルには定尺(ていしゃく)材があります。

  • 914(3尺)x1219(6尺)=さぶろく
  • 1219(4尺)x2438(8尺)=しはち
  • 1524(5尺)x3048(10尺)=ごとう

網目の方向よってタタミ目かソロバン目を選択することが出来ます。

通常タタミ目はXGタイプに在庫されていることが多いです。

XSタイプになるとソロバン目が通常在庫としておいてあることが多いです。

エキスパンドメタルの専門店になるとどちらも在庫があるので、発注の際にはしっかり伝えるようにしましょう。

エキスパンドメタルを頼む際には

「XG21番のタタミ目のさぶろくを10枚」のような頼み方をするように心がけましょう。

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この記事を書いた人

鉄鋼商社に勤務する営業マン。
鉄骨工事などを請け負い鋼材を扱って16年目。
鋼材を扱うと専門用語が多すぎて何をいっているかがわからなかった新人時代があり、そんな素人でもわかりやすいように解説します。
誰でもわかりやすく鉄骨工事のことをサクッと調べられるようなブログを運営していきます。

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