建築工事のトラブルを避ける為の方法

鉄骨工事に関わらず建築工事というのは一つ一つの金額が普通よりも大きくなってしまいます。

仕事はしっかり全うしていればいいのですがそうは問屋が卸しません。

必ずトラブルというのは起こります。

そのトラブルを避ける為の方法をいくつかご紹介します。

目次

工事の「言った、言わない」は証拠がない

工事というのは工期が限られており何時何時までに工事を終わらせて施主に引き渡しを行わないといけません。

工期に余裕があって一つ一つを確実に決めていければいいのですが図面などの承認を待っていては材料などの手配が間に合わず現在の図面で進めてほしいと言われたりもします。

言われたことをしっかり遂行したにも関わらず、図面が変わったりして変更になった場合にはもちろん進めてほしいといった会社が責任を取ります。

しかしこの進めてほしいと言ったことには証拠がありません。

工事を請負う人は材料手配を進めてほしいと言ったにも関わらず勝手に進めたと責任を押し付けられる可能性があるのです。

怖すぎませんか?

建設会社などの元請けと呼ばれる会社の一担当もサラリーマンです。

もしも大きな損害が出てきた場合に会社に大打撃を与えてしまうので損害を被るわけにはいけません。

そんなときに使うのが証拠がないことを棚に上げて責任の所在がいかにも自分に無いように言い訳をして責任逃れをする人が多いのです。

証拠を残す方法

  • 書面で残す
  • メールで残す
  • 第三者と打ち合わせを行う

建築業界では図面などの承認を必ずもらうようにしている会社がとても多いです。

口頭ではなるべくやり取りをしないように心がけるべきです。

手配関係を進めてほしいと言われたとしても必ず書面やメールなどで証拠が残るようにしましょう。

後日談で変更があった場合の責任の所在を明確にして工事を進めていく必要があります。

打ち合わせなどで大人数が同席して証人がいる場合にも説得力が出てくるため確固たる証拠になります。

たまに「メール打つのがめんどくさい」「書面にするのに時間がかかる」といった人がいますがそのように言う人ほど自分が責任を負いたくなくて人に責任を押し付ける人が多いです。

メールで送信するのなんて1分もかからない作業なのにその作業すらめんどくさいという人は特に信用してはいけません。

仕事ができる人はその作業をめんどくさがらずに必ず行ってくれます。

トラブルが起こってしまった時の対処法

トラブルというのは様々なことで起こってしまいます。

材料手配が漏れていたや図面承認が遅れて工事自体が遅れてしまったなど様々な事象が起こってしまいます。

そんな時に人というのはまずどこが悪かったのか?誰が悪かったのか?の犯人捜しが始まります。

これをすることで人間関係も悪くなりますし、工事自体が上手くいくことは不可能になってしまいます。

全てを他責にするのではなく人が失敗したことでも自分の責任と思って行動することが大切です。

  • 確認を一報入れてれば防げたトラブルなのではないか?
  • 打ち合わせを密にしていれば防げたのではないか?

等々みんながみんな自分の責任と思ってそのトラブルに対処できれば上手くいく知恵をみんなで出し合ったりみんなが協力してトラブルを解決することができます。

決して問題解決から逃げたり、誰かに責任を擦り付けるようなまねはしないようにしましょう。

問題から逃げたりするとその問題は一回り大きくなって自分に降りかかってきます。

誰かに責任を押し付けてその場を乗り切ってもそのようなことをしていたら誰かに言われも無い責任を押し付けられたりするので気を付けましょう。

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この記事を書いた人

鉄鋼商社に勤務する営業マン。
鉄骨工事などを請け負い鋼材を扱って16年目。
鋼材を扱うと専門用語が多すぎて何をいっているかがわからなかった新人時代があり、そんな素人でもわかりやすいように解説します。
誰でもわかりやすく鉄骨工事のことをサクッと調べられるようなブログを運営していきます。

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